Windows10へのアップグレード ― エラーでまごつかないために

Windows10へのアップグレードでエラー

2016/07/29にはWindows10への無償アップグレード期間が終わります。日本時間で何時までかわからないので、2016/07/28までだと思った方がいいでしょう。

すぐにはWindows10を使うつもりはないけど、Win10アップグレードライセンスは確保しておきたくて、とりあえずアップグレード→すぐダウングレードしようと考えました。

アップグレードできたら、ライセンス認証を確認しましょう。
設定→更新とセキュリティ→ライセンス認証
プロダクトキー欄に「このデバイスのWindows10はデジタル権利付与によってライセンス認証されています。」と表示されていればokです。

が、エラーにはまって何度もアップグレード失敗しました。(前回の記事とは別のPCです)

遭遇したエラー表示

  • PAGE FAULT IN NON PAGED AREA (BSOD)
  • SYSTEM THREAD EXEPTION NOT HANDLED (BSOD)
  • Windows Updateのエラー
    Windows10をインストールできませんでした
    失敗: 1個の更新プログラム
    エラー:
    C1900101-30018 Windows updateで問題が発生しました。
  • エラー
    C1900101-30018
    SYSPREP 操作中にエラーが発生したため、インストールはFIRST_BOOTフェーズで失敗しました

ちなみに、メモリやディスクの接続不良や物理的な故障ではありませんでした。

Windows10 HomeやProへのアップグレード方法

現在は、次の3つ。

  1. Windows(7、8、8.1)を稼働中にタスクバーの田マークから(Windows Updateで)アップグレード
  2. Windows(7、8、8.1)を稼働中にWindows10インストールディスクを使用し、アップグレード
  3. Windows10インストールディスクでブートし、「カスタム: Windowsのみをインストールする」を選択してインストール
    (認証にはプロダクトキーの入力が必要)

1・2番目では、Windows.oldフォルダーが作成され、その中に旧環境のファイルが残されます。アップグレード後、「設定」→更新とセキュリティ→回復から元のWindowsバージョンに戻すこと(ダウングレード)が可能です。

3番目では、元のバージョンのWindowsを消さずに上書きすれば、Windows.oldフォルダーは作成されます。ただし、1・2番目のようにはダウングレードできません。クリーンインストールには、この方法で行います。

ダウングレードしたければ、システムイメージバックアップ等からリストア、あるいは旧Windowsバージョンのリカバリーディスク/インストールディスクで再インストールすることになります。

エラーを回避しつつ、とりあえずアップグレードしたい。

タスクバーの田マークからアップグレードするのが一番お手軽です。

Windows10アップグレード関連の更新プログラムは全てインストールしておきます。必要なら再起動もしておきます。
USB機器やその他の周辺機器を外して、必要最小限に。

それでうまくアップグレードできればいいのですが、私のPCのようにアップグレードに失敗し、強制的に元のバージョンに戻されることがあります。

エラーの原因は様々、対処法もいろいろです。原因の特定と対処法が見つかるまでに相当時間が掛かると思います。

手っ取り早くアップグレードを成功させたければ、「個人用ファイルのみ引き継ぐ」か「何も引き継がない」を選択してください。
(デフォルトは「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」になっています)

サードパーティ製ドライバ・ソフトは引き継がれません。使いたければ、アップグレード後に再インストール・再設定する必要があります。

クリーンインストールでもOKです。ただし、クリーンインストールすると、旧環境は消えます。(バックアップとドライバ類の準備はしっかりと)

ところが、2016/07/20以降に田マークからアップグレードしてみたら、以前とは変わっており、個人用ファイルとアプリを引き継ぐかどうかの選択肢が現れませんでした。一律に「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」設定でアップグレードが試みられる模様です。

そのため、個人用ファイルとアプリを引き継がないようにするには、Windows10のインストールディスクでアップグレードする必要がありました。

Windows10のインストールディスクの作成方法

RAMDISKを使っているPCでの注意。
MediaCrationTool.exeを実行時は、TEMPフォルダーはRAMDISKに置かず、ローカルディスクに置いてください。
  1. DVDメディア(DVDドライブも必要)か4GB以上のUSBメモリを用意。
  2. https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
    上のURLからMediaCrationTool.exeをダウンロード
  3. MediaCrationTool.exeを実行し、32bit版または64bit版のISOをダウンロード、DVDかUSBメモリに書き込みます

    (32bit・64bit 両方を選ぶと6GBを超えるため、USBメモリなら7GB以上必要。DVDだったら、32bit版と64bit版で別々に作成する)

Windows10インストールディスクでアップグレードする方法

  • アップグレードの形をとりたければ、現Windows上でインストールディスクをセットして実行、アップグレードを選択、そのあと「引き継ぐものを選ぶ」から選択します。
  • クリーンインストールしたければ、Windows10インストールディスクでブートしてから、カスタムを選択します。

Windows10 クリーンインストール方法

  1. Windows10インストールディスクから起動。
    (UEFI BIOSの場合はUEFI+インストールディスクを選択してブートすること)
  2. カスタムインストールを選択。
  3. パーティション選択の画面で、Shift+F10を押し、コマンドプロンプトを表示させる。
  4. コマンドプロンプト画面で以下のコマンドを実行。(スペースはすべて半角)

    diskpart
    list disk … 消去対象のディスクの数字を確認
    select disk 数字 … 数字を間違えないように
    clean … ディスク上の既存の全パーティションを消去するコマンド
    convert GPT(UEFI BIOSの場合) または convert MBR(非UEFI BIOSの場合)
    exit … diskpart 終了
    exit … コマンドプロンプト終了

  5. パーティションを作成 … 通常はWindowsで使う隠しパーティションも自動作成される。
  6. Windows用のパーティションを選択し、インストール。

(大雑把な)ケース別エラー対処法

ファイルや設定の問題

→ アプリを引き継がない、あるいはクリーンインストール
アプリを引き継ぎたい場合は次章を参照

パーティション構成の問題

→ パーティションを全消去してからクリーンインストールすることで解決します。

パーティションを消去せずに修正したい場合

  • Windowsパーティションの空き容量不足
    → いらないファイルを削除するか、パーティションを拡張する。
  • Windowsパーティションの容量不足
    → 容量を増やす。(空き容量が十分にあったが、パーティション自体を拡張したら解決したという事例あり)
  • Windowsで必要な隠しパーティションの容量不足
    →容量を増やす。(Windowsパーティション等の移動が必要になる)

これでダメなら、ハードウェア・BIOSの問題が考えられます。

ハードウェアの問題

  • メモリをいったん抜いて、差し直す。
  • HDD/SSDのケーブルの差し直し。
  • アップグレード作業中、メモリの枚数を1枚にしてみる。(Win10のシステム要件は満たすこと)
  • HDD/SSDの故障や多数の不良セクタが発生している場合は、交換。
  • できるだけ最小構成にしてみる。

BIOSの問題

  • BIOS更新
    (更新方法と更新失敗の危険性については把握しておくこと)
  • BIOSでオーバークロックを切る。
  • BIOS設定で、Legacy USB Supportを無効(Disabled)にする。

上のハードウェアやBIOSについての対策は、アップグレード中だけ変更しておけばよいものと、Windows10を使い続けるなら変更したままにしなければならないものとがあるかもしれません。

どうしてもアプリを引き継いでアップグレードしたい場合

アプリを引き継ぐ設定でアップグレードすることでエラーになるけど、それでもアプリを残したければ、ソフトウェア的な障害(ファイルや設定)を解消しなければなりません。

解消方法はケースバイケースです。ブルースクリーンの時にファイル名が表示されていれば、それがヒントになるでしょう。ネット上で報告されていた対処法を下にまとめてみました。

  • チェックディスク
  • sfc /scannow
  • Windows Updateを最新の状態にする
  • ドライバの自動更新をOFF
  • ページファイルの削除と再設定。

    ページファイルをいったん0にして設定ボタンクリック→再起動→ページファイルを再作成 (「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」チェックははずし、Cドライブに、例えばカスタムサイズ 初期サイズ4000、最大サイズ4000位にして設定ボタンをクリック)

  • 仮想環境があれば解除、仮想化ソフトのアンインストール
  • RAMDISKの解除
  • サードパーティ製のセキュリティソフトのアンインストール
  • サードパーティ製のその他ドライバ・ソフトのアンインストール

    例) SteelSeriesのソフト、GIGABYTEのON/OFF Chargeソフト、RealtekやCreativeのサウンドドライバ・ソフト、Logicoolマウスのドライバ・ソフト

  • リカバリー、リフレッシュ、初期状態に戻す

設定変更やいろいろアンインストールしてはアップグレード、を5回試してようやくアップグレード成功。6回目で原因が絞り込めました。私のPCの場合は、Creativeサウンドカードのソフトをアンインストールしたらアップグレードできました。

なお、アプリを引き継がずにアップグレードしたら1回で成功。

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