AMI BIOSのバックアップ方法

最終更新

BIOS更新ツールでバックアップもできる。

メーカー製PCのBIOSファイルが欲しかったのですが、更新ファイルどころか工場出荷時のものも配布されていません。(AMI製レガシーBIOS)
調べたら、BIOS更新用のツールでバックアップもできることがわかりました。

AMI BIOSの更新・バックアップに使えるツール

  • AFUWIN
    Windows上から、コマンドまたはGUIで操作
  • AFUDOS
    DOS起動ディスクからブートし、コマンドで操作
  • AMIFLASH.COM
    DOS起動ディスクからブートし、コマンドで操作
    (かなり古いAMI製レガシーBIOS用)

マザーボードや環境、ツールのバージョンによっては使えないことがあります。(ツールが起動できない、操作を受け付けてもらえない、実行中に固まる等) その場合は、他のバージョンで試してみましょう。

必ずしも最新バージョンが使えるとは限りません。古いバージョンは保管しておくことをお勧めします。

注意

この手のツールには、BIOS更新・バックアップ以外に、BIOS情報取得やBIOSの一部をいじったりできるものもあります。付属のテキストがあれば目を通しておき、絶対に操作を間違えないようにしてください。最悪の場合、BIOSが起動できなくなる可能性があります。

ツールのダウンロード

AFUWINとAFUDOSのダウンロード

新旧のチップセットに合わせて3種類あります。(AMIBIOS8, Aptio 4, Aptio V) ツールのバージョンが異なります。環境によって選んでください。

  • AMIBIOS8 [AMIBIOS 7, 8]

    レガシーBIOS用

  • Aptio 4 [Aptio 3, 4, 4.5]

    Intel 6,7,8,9-SeriesチップセットマザーボードのUEFI BIOS用

    Aptio 4のツールでエラーが発生する場合は、AptioVを試してみる。
  • Aptio V

    Intel X99,100-SeriesチップセットマザーボードのUEFI BIOS用

    最新のチップセットに対応していない場合がある。同梱のtextファイルで更新履歴を確認のこと。

※ たまに新バージョンに更新されていることがあります。ツールごとに添付されている.textファイルの内容を見て、バージョンを確認してください。

AMIの公式HPのダウンロードページ。(ZIPファイル)

https://ami.com/en/resources/resource-library/?order=FileDescriptiondesc&documentationSearch=firmware update utility

ダウンロードしたいものをクリックすると、Download License Agreementが表示されます。下の方の"I'm not a robot"の左にチェックを入れると画像認証画面が表示されます。指示に従って画像を選択し、submitボタンをクリックします。認証が済んだ後に、ダウンロードが可能になります。

AMIFLASH.COMのダウンロード

AMIFLASH.COMは、AMIBIOS Core 7.xx or AMIBIOS8よりも古いAMIBIOSシステム向けです。

https://ami.com/?AMIBIOS_Flash_Utility_Core_6.31_or_earlier_products_only.zip
(zipファイル)

私は使ったことがないため、AMIFLASH.COMについてはここまでとさせていただきます。

ここより下は、(AMIBIOS8、Aptio 4、Aptio Vの)AFUWINAFUDOSによるBIOSバックアップ方法です。

BIOSバックアップ ― AFUWIN編

BIOSバックアップ中は、キーボード・マウス操作ができません。作業前に、他のプログラムを終了させてください。特に、未保存のファイルは必ず保存しておきましょう。

AFUWINは種類がいろいろあります。環境に応じて使い分けます。

UEFI BIOS向けバージョンの場合

  • AFUWINGUI.exe: GUI (Windows 32bit/64bit)
  • AFUWIN.exe: コマンド (Windows 32bit)
  • AFUWINx64.exe: コマンド (Windows 64bit)

レガシーBIOS向けバージョンの場合

  • AFUWIN.exe: GUI/コマンド (Windows 32bit)
  • AFUWINx64.exe: GUI/コマンド (Windows 64bit)

GUI画面では、[Save]ボタンをクリックするだけでバックアップができます。

ただし、バージョンによっては、日本語環境では画面下の方が切れてしまい、Saveボタンの部分が表示されず、ボタンが使えない場合があります。

日本語環境

AFUWIN 日本語環境で表示

英語環境

AFUWIN 英語(米国)環境で表示

一部の海外製ソフトを、Windowsの言語設定が日本語等の2バイト言語で使用する場合に発生します。Windowsのシステム言語として、例えば英語(米国)を追加インストールし、英語表示に切り替えれば、正常に表示されます。

Windowsでの言語の追加と切り替え方法 (Win8.1とWin10)

[システム言語追加時の注意]

  • Windows10 1511以前では、英語⇔日本語に切り替える度に、スタート画面のタイルの並び順が崩れました。→ Windows10 1709では修正されています。(Windows10 1607・1703は不明)
  • 言語を追加した状態でWindowsを使い続けるつもりなら、Windows更新プログラムの追加インストールが必要になります。

ベリファイもできるため、コマンドでの利用がお勧めです。

  1. コマンドプロンプト(cmd.exe)を管理者として起動。
  2. cd /d "(AFUWIN.exeが入っているフォルダーのフルパス)"

    AFUWIN /? で、コマンドオプション等の説明が表示される。
  3. AFUWIN (ファイル名).ROM /o

    バックアップ … 現在のBIOSを、(ファイル名).ROMとして保存する。

    ツールのバージョンが古い場合は、AFUWIN /o(ファイル名)
    (/oとファイル名の間はスペース無し)
  4. AFUWIN (ファイル名).ROM /d

    ベリファイ … (ファイル名).ROMに問題がないか検証する。BIOS Chipには書き込まない=BIOS更新はしない。

※ 64bit Windowsで作業する場合は、AFUWINをAFUWINx64に読み替えてください。

なお、レガシーBIOS向け(AMIBIOS8)バージョンのAFUWIN.exeをコマンド利用したら、小さな画面が追加で出てきて、そこにコマンド結果が表示されました。(Win8.1にて)
UEFI向けバージョンでは追加のウィンドウは出てきません。

AFUWINの小さなコマンド画面が出てきた。

文字がものすごく小さいです。こんな風に表示されています。

- Saving current BIOS into file: (ファイル名).ROM
- Reading flash ......... done
- Program ended normally.
<Press Any Key....>

BIOSバックアップ ― AFUDOS編

用意するもの

  • AFUDOS.exe
  • レガシーBIOSの場合

    フロッピーディスク(1.44MB以上)
    または USBメモリとRufus *1 (USBメモリによるブートが可能なマシンの場合 *2)

  • UEFI BIOSの場合

    USBメモリとRufus *1

*1 Rufus ダウンロード
https://rufus.ie

*2 古いマザーボード(2006年か2007年以前?)では、USBストレージからのブートに対応していないものがあります。(BIOSのブート優先順位にUSBデバイスが表示されません)

手順

  1. フロッピーディスクまたはUSBメモリを、PCにセットしておく。
  2. Windowsのフォルダーオプション→表示タブ

    • 「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択
    • 「保護されたオペレーティングシテムファイルを表示させない」のチェックを外す。

    (作業終了後は、元の設定に戻す)

  3. DOS起動ディスクの作成

    • フロッピーディスクの場合

      フロッピーディスクをMS-DOS起動ディスクとしてフォーマット
      COMMAND.COM、IO.SYS、MSDOS.SYSを残し、それ以外を削除する。

      ※ 一度もフォーマットされていないフロッピーディスクは、一度フォーマットしてから起動ディスクとしてフォーマットする。

      Windows8.1までは、フロッピーディスク フォーマット画面に、MS-DOS起動ディスク作成オプションが付いている。
      Windows10でMS-DOS起動ディスクを作成する方法

    • USBメモリの場合

      Rufusを起動、USBメモリをFreeDOS起動ディスクとしてフォーマットする。(ファイルシステムは、FAT32かFATを選択)

  4. AFUDOS.exeを、3のフロッピーディスクまたはUSBメモリ内にコピーする。
  5. PCを再起動 → DOS起動ディスク(フロッピーディスク、またはUSBメモリ)からブート。

    事前にBIOS設定でUSBメモリのブート優先順位を上げておく。

    UEFI BIOSの場合は、さらに設定変更の必要あり。(参照: ASUSマザーボードUEFI BIOSの場合) ブートデバイス選択では、UEFIモードではない方のUSBメモリを選ぶ。

  6. A:\>またはC:\>と表示されるまで待つ。

    コマンドオプションを確認したい場合は、AFUWIN /?Enterキー等を押せば、画面が下にスクロールする。
  7. AFUDOS (ファイル名).ROM /o

    (ファイル名).ROMとしてバックアップするコマンド。

    かなり古いバージョンでは、AFUWIN /o(ファイル名)
    (/oとファイル名の間はスペース無し)
  8. AFUDOS (ファイル名).ROM /d

    (ファイル名).ROMをベリファイ

プログラム名やバックアップファイル名を忘れてしまったら、dirと入力しEnterキーを押せば、確認できます。ファイル・フォルダーの一覧が表示されます。

AFUDOSでBIOSアップデートする際のコマンド

BIOSアップデートは、マザーボード・PCのマニュアルに書かれている方法を最優先にしてください。

最近のASUS製マザーボードのUEFI BIOSについて
マニュアルに書かれている方法以外でのBIOS更新は、基本的にできません。

ついでに、AFUDOSでBIOSアップデートする際のコマンドも書いておきます。(レガシーBIOSで使用できました)

AFUDOS /i(BIOSファイル名).ROM

(/iの後ろはスペースなし)

アップデートする前に、下のコマンドでベリファイすることをお勧めします。

AFUDOS (BIOSファイル名).ROM /d

ベリファイでエラーが出たら、そのファイルは使わないでください。

ダウンロードしたBIOSファイルが壊れていて(ダウンロード失敗か解凍失敗による容量不足)、気付かずにBIOSを更新したら、起動不能になったことがありました。

その時はBIOS復旧機能も使えず、マザーボードを買い換えるしかありませんでした。今ならマザーボードメーカーのBIOS復旧サービスで直してもらうか、自分でROM焼きします。いずれにしても、手間・時間・費用は掛かります。BIOSを壊さないようにすることが大事です。

AFUWINでもBIOSアップデートは可能ですが、Windows上からのアップデートはさらにリスクが高いのでお勧めしません。

一般的なBIOS更新時の注意

  • BIOSアップデートは慎重に行ってください。失敗すると起動できなくなる可能性があります。
  • BIOS更新の前には、BIOS設定画面で、デフォルト値に戻しましょう。(Exit→Load Defaults ~ とあるものを選択)
  • BIOS更新後、調子が悪ければ、CMOSクリアをしてみましょう。
  • BIOS更新後は、BIOS設定画面を開き、Exit→Load Defaults ~ でデフォルト値にしてから、設定をカスタマイズします。
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