2017年8月 KB4034658 更新履歴が消える…だけじゃない。

最終更新日

【追記】この記事で取り上げたバグに対しては、修正パッチKB4039396が配布されています。
2017年8月 KB4034658【続報】修正パッチ配布開始

KB4034658インストール後のトラブル

KB4034658は、Windows10 version 1607(Anniversary Update、RS1)とWindow Server 2016に配布されています。

Windows 10 1607用のKB4034658にはバグがあります。(Window Server 2016については不明)

  1. Windows Updateの更新履歴が消える。
  2. 非表示にしておいた更新プログラムのリストが消える。
  3. トラブルシューティングで、修復が必要な問題が検出される。

1番目と2番目はMicrosoft社側も把握しており、後日修正アップデートが配布される予定です。

参照
https://support.microsoft.com/en-us/help/4034658/windows-10-update-kb4034658

3番目は、我が家にあるPCで発生している現象です。修復しようとしたら厄介なことになりました。ただし、これについては報告が上がっている様子がないため、我が家のPCだけの問題である可能性があります。

PC環境

ノートPC
NEC Lavie PC-LL750HS6W
レガシーBIOS
Windows10 Home 64bit Version 1607 (Windows7からアップグレード)

更新前と後に、以下を実行しました。

  • チェックディスク
  • Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
  • sfc /scannow
  • Windowsの自動メンテナンス

Windows Updateの更新履歴が消える。

2017/08/09にWindows Updateをしたら、Windows10 version 1607 PCのアップデートの履歴が消えてしまいました。

(ちなみに、故意にWindows Update関連のファイルをクリアした時も、更新履歴が消えます)

※ Windows 10 Version 1511では、更新履歴は消えていません。

  • Windows Updateからインストールした場合
  • Microsoft Update Catalogから個別にダウンロードしてインストールした場合

の両方とも、履歴が消えました。

(同じPCで2回試すことになったのは、この記事の第4章でやらかしたため)

この時適用した更新プログラムは3つ。

  • KB4034658
  • KB4035631
  • KB4034662

KB4035631とKB4034662をインストールした後は、更新履歴が残っています。

KB4035631・KB4034662インストール後の更新の履歴

KB4034658インストール後に更新履歴が消えました。「更新プログラムがまだインストールされていません。」と表示されています。

KB4034658インストール後の更新の履歴

ということで、KB4034658のバグでした。

更新履歴は消えてしまいましたが、コントロールパネル→プログラムと機能→インストールされた更新プログラムの画面では、3つともインストール済になっています。

ちゃんとインストールできてればokと思いましたが、問題が起きたのは履歴だけではありませんでした。

非表示にしておいた更新プログラムのリストが消える。

アップデート対象外にするため、一部の更新プログラムを非表示設定にしておいたのに、そのリストが消されたという話がありました。

再度、非表示に設定することが可能とのことです。

トラブルシューティングで、修復が必要な問題が検出される。

KB4034658をインストール後、コントロールパネルのトラブルシューティングから「Windows Updateで問題を解決する」*を(管理者として)実行した結果、修復が必要な問題が3つ表示されました。

* 余談ですが、「Windows Update問題を解決する」ではなく、「Windows Update問題を解決する」だと思います。

トラブルシューティング画面 検出された問題3つ

  • Windows Update データベースにエラーが発生した可能性があります
  • Windows Update コンポーネントを修復する必要があります
  • サービスの登録が見つからないか破損しています

もし同じ問題が発生している方がいたら、とりあえずこの問題には対処しないで、後日配布される予定の修正パッチの適用することをお勧めします。

修復方法にチェックを入れたまま、「次へ」で修復し、解決済みと表示されました。しかし、再度このトラブルシューティングを実行すると、また同じ問題が検出されます。何度やっても修復できていません。

Microsoftのサイトからダウンロードしたトラブルシューティングツールを使ってみましたが、同じ結果でした。

なんとか自力で修復しようとして、事態を悪化させる。

2つ目の問題の詳細には、「WUの問題を解決するための手順の1つは、お使いのコンピューターの更新プログラムを削除して再ダウンロードすることです。」と表示されていました。

トラブルシューティング Windows Update データベースの修復方法 詳細

そこでアンインストールしようと試みます。これがまずかったのでしょう。後の祭りですが、システムの復元の方が無難だったかと。

更新前の状態に復元しても、KB4034658をインストールすれば、やはりトラブルシューティングツールで問題が検出されます。

BSOD(ブルースクリーン)への道のり

いじり倒して壊すのは、私の十八番。

※ マネをしないでください。

  1. コントロールパネルのプログラムと機能からKB4034658をアンインストール
  2. 途中から処理が進まず、アンインストールをキャンセル
  3. トラブルシューティングを実行して修復
  4. トラブルシューティングを実行 →問題検出されず
  5. 「設定」からWindows Updateの更新プログラムのチェック
  6. なぜか、KB4034658が検出され、インストールされる
  7. PCを再起動
  8. 「更新プログラムを構成しています 30%完了」
  9. BSOD

    問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。再起動できます。
    停止コード: INACCESSIBLE BOOT DEVICE
  10. 強制終了→PC起動→BSOD (INACCESSIBLE BOOT DEVICE)
  11. (Windowsの起動に2回失敗したため、隠しパーティション内のWinREが起動) 自動修復を準備しています→PCを診断中→PCが正常に起動しませんでした

ということで、Windowsを起動できなくなりました。

BSOD(INACCESSIBLE BOOT DEVICE)になった直接の原因

Windowsが入っているHDD内のデータの破損(論理障害)でした。

INACCESSIBLE BOOT DEVICEエラーの原因には、ハードウェア(ストレージデバイスやSATA・IDEケーブル等の故障・接続不良)等があります。

コマンドプロンプトからWindowsパーティションをチェックディスクしてみたら、下の表示が多数表示されました。少なくとも数十行。不良セクタはなし。

セット xxxxxに再解析ポイントがあるため拡張属性セットを削除しています。

次のは、3行。

孤立ファイル レコード セグメント xxxxx を削除します。

(英語表示の場合)

"Deleting extended attribute set due to the presence of reparse point in file xxxxx"

"Deleting orphan file record segment xxxxx"

Windowsが起動できない状態でも、チェックディスクをすることは可能です。
コマンド chkdsk /f (ドライブ名):

※ WindowsパーティションがCドライブと認識されるとは限りません。DやE等の可能性もあります。

自動修復に失敗した後の「PCが正常に起動しませんでした」等の画面で、詳細オプション→詳細オプション→トラブルシューティング→詳細オプション→コマンドプロンプト、でコマンド入力。

または、システム修復ディスク(WinRE)、Windows インストールディスク、WinPEでブートしてからコマンドプロンプトを表示させて、コマンド実行。

NTFSのMFT(マスターファイルテーブル)のデータのうち、壊れていたものが削除されたみたいです。(壊れても削除した後に再構成できるものもありますが、そうでないものも……)

チェックディスク後もWindowsは起動できないまま。

結局、バックアップを復元した。

システム修復ディスクからブートし、前日のシステムイメージバックアップでHDDまるごとリストア。ようやくWindowsが起動しました。

バックアップがなければ、Windowsを再インストールしなければなないところでした。

リストアしてから再度KB4034658を適用。やはり履歴が消えた。

今度はWindows Update経由ではなく、更新プログラムのスタンドアロンインストーラーを使って、アップデート。

やっぱり更新履歴が消えました。トラブルシューティングツールも前回同様、3つの問題が検出されました。

KB4034658の後に、KB890830(悪意のあるソフトウェアの削除ツール)が自動的にWindows Update経由でインストールされ、その更新履歴が残っていました。このことから、Windows Update機能は一応働いており、履歴が消えるのはKB4034658インストール直後だけのようです。

もう、これ以上余計な事はしないで、修正パッチを待つことにします。

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