Portable-VirtualBoxを最新バージョンにする方法

最終更新日

2018/11/12 修正: Portable-VirtualBox\settings\ → Portable-VirtualBox\Data\settings\

2019/01/16 VirtualBox USBドライバ 削除方法の手順を追加

2019/01/19 追加: データ用パーティションが「システム」と誤認される問題

2019/05/15 VirtualBox v6.0.8、v5.2.30 リリースに合わせて、一部変更。

Portable-VirtualBoxは、1年以上更新が止まっている。

Portable版のアップデート機能は、新バージョンの有無をチェックするだけで、ファイルの更新はしません。

現在の最新バージョン (2019/05/15時点)

VirtualBox (インストール版)

  • v6.0.8 (Release: 2019/05/13)
    (32bit-Hostサポートなし)
  • v5.2.30 (Release: 2019/05/13)
    (32bit-Hostサポートあり)

Portable-VirtualBox

  • v5.1.26

Portable版を自分でアップグレードする方法があります。(Portable版の中身を最新バージョンに差し替えます)

VirtualBoxインストールファイルのダウンロード中。URLが表示されている。

上のスクリーンショットのように、Portable-VirtualBox Launcher(v6.4.10)は、最初に公式サイトからVirtualBoxのインストーラーをダウンロードしてきて展開します。そのダウンロードURLを変えるだけで、バージョンの変更が可能です。

ただし、今後大きな仕様変更があれば、現在のLauncherでは対応できなくなるかもしれません。

※ Portable-VirtualBoxは、Windows用のみ。インストールは不要ですが、レジストリを使用します。

最新バージョンを適用するための準備

用意するもの

Aをダウンロードします。

BCは、URLをメモ帳等に控えておきます。(ダウンロードしません)

  1. Portable-VirtualBoxのできるだけ新しいバージョン

    http://www.vbox.me/archive/ からダウンロード。プロパティから[ブロックの解除]をしておく。

    Portable-VirtualBox v5.1.26
    Portable-VirtualBox_v5.1.26-Starter_v6.4.10-Win_all.exe

    (v5.1.22等でも可)

  2. インストール版 VirtualBox Windows用のダウンロードURL

    https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

    VirtualBox x.x.xx platform packagesの「Windows hosts」のリンクのURL

    VirtualBox v6.0.8
    https://download.virtualbox.org/virtualbox/6.0.8/VirtualBox-6.0.8-130520-Win.exe
    VirtualBox v5.2.30
    https://download.virtualbox.org/virtualbox/5.2.30/VirtualBox-5.2.30-130521-Win.exe
  3. インストール版 VirtualBox Extension PackのダウンロードURL

    https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

    VirtualBox x.x.xx Oracle VM VirtualBox Extension Packの「All Supported Platforms」のリンクのURL

    VirtualBox v6.0.8用 Extension Pack
    https://download.virtualbox.org/virtualbox/6.0.8/Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-6.0.8.vbox-extpack
    VirtualBox v5.2.30用 Extension Pack
    https://download.virtualbox.org/virtualbox/5.2.30/Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-5.2.30.vbox-extpack

手順

  1. 上記APortable-VirtualBox_v5.1.26-Starter_v6.4.10-Win_all.exeを実行(解凍)する。
    Portable-VirtualBoxフォルダーが作成される。
  2. Portable-VirtualBox\settings\vboxinstall.iniをメモ帳で開く。
  3. [download]セクションの
    Key1のURLを、BのURLに変更。
    Key2のURLを、CのURLに変更。

    →上書き保存。

    VirtualBox v6.0.8

    [download]

    key1=https://download.virtualbox.org/virtualbox/6.0.8/VirtualBox-6.0.8-130520-Win.exe

    key2=https://download.virtualbox.org/virtualbox/6.0.8/Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-6.0.8.vbox-extpack

    VirtualBox v5.2.30

    [download]

    key1=https://download.virtualbox.org/virtualbox/5.2.30/VirtualBox-5.2.30-130521-Win.exe

    key2=https://download.virtualbox.org/virtualbox/5.2.30/Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-5.2.30.vbox-extpack

  4. Portable-VirtualBox\settings\settings.iniをメモ帳で開く。
  5. [version]セクションのKeyの数字を、適用するバージョンの数字に置き換える。
    →上書き保存。

    VirtualBox v6.0.8 (6.0.08として扱う)
    [version]
    key=6008
    VirtualBox v5.2.30
    [version]
    key=5230

あとは通常のPortable-VirtualBoxの扱いと同じです。一応、この下に初回起動時の作業内容も書いておきます。

Portable-VirtualBoxの初回起動時の作業

Portable-VirtualBoxフォルダーの名前を変更する場合は、これからの作業前に変更しておきます

  1. Portable-VirtualBox\Portable-VirtualBox.exeを実行する。
  2. [Search]→自分が使用する言語のファイル(.ini)を選択→[開く]→[OK]
    (日本語の場合は、japanese.ini)

    VirtualBoxのUIの言語を選択

  3. [VirtualBoxインストールファイルのダウンロード]ボタン

    VirtualBoxインストールファイルのダウンロード開始

  4. ダウンロードが終了するまで待つ。

    ステータス情報 ダウンロード終了

    ExtentionファイルとVirtualBox.exeがダウンロードされる。

  5. 「32ビットシステム用のファイルを展開します」「64ビットシステム用のファイルを展開します」「展開および/または 圧縮の後、Portable-VirtualBoxを起動」にチェックを入れる。
    →[OK]

    32ビット・64ビットシステム用のファイルを展開

    app32、app64、vboxadditionsの3つのフォルダーが展開された後、不要になったExtentionファイル・VirtualBox.exe・Tempフォルダーが削除される。

    ウィンドウが消えたら、続いてPortable-VirtualBox.exeが起動する。

  6. 「すべてのパスが適応できるように、再度Virtual Boxを起動してください!」というメッセージが出る。
    → [OK]を押してメッセージを消す。
    →タスクバーあるいは通知領域のVirtualBoxアイコンを右クリック→「Virtual Boxを終了」

    VirtualBoxアイコンが消えなければ、タスクマネージャーからVirtualBox.exeを強制終了させる。

    終了時にエラーが出たり、強制終了させると、次回起動時にも「すべてのパスが適応できるように、…」と表示されてしまう。

    このメッセージが出なくなるまで、終了→起動を繰り返す。

  7. 問題なく起動できるようになったら、「設定」や「環境設定」を自分の使い方・環境に合わせて変更する。

    • 「設定」画面の開き方
      Ctrl + 5 / タスクバーや通知領域のVirtualBoxアイコン右クリック→設定
    • 「環境設定」画面の開き方
      Ctrl + G / Oracle VM VirtualBox マネージャーのファイル→環境設定

私のPC環境では、作業6で、いくら待ってもPortable-VirtualBoxが終了しません。

なんとかVirtualBoxアイコンから終了させようとがんばると、たいてい下のエラーが表示されます。

タスクマネージャーから強制終了させれば、エラーは出ません。

重大なエラー 「Virtual Box COMオブジェクトの確保に失敗しました。アプリケーションを終了します。」(CO_E_SERVER_EXEC_FAILURE 0x80080005)

エラー Virtual Box COMオブジェクトの確保に失敗しました。 0x8008000

エラー等は気にせず、Portable-VirtualBoxをさらに1回、多くても2回再起動すると、正常に起動・終了できるようになります。

Oracle Corporation ユニバーサル シリアル バス コントローラ

Portable-VirtualBox.exeの起動時に、「このデバイスソフトウェアをインストールしますか? 名前: Oracle Corporation ユニバーサル シリアル バス コントローラ...」と表示されることがあります。

Oracle 仮想USBドライバ インストールメッセージ

これは仮想USBドライバのインストールを促すものです。環境によっては、インストールしなくても問題ないことがあります。インストールするかしないかは自分で判断してください。

私の環境では、これをインストールしなくてもUSBマウスが使えます。しかし、仮想環境でUSBメモリを認識させるには、インストールする必要がありました。

不要になったら、アンインストールしても構いません。必要な時には、再度インストールを促されるはずです。

VirtualBox USBドライバの削除 1 ― 適用中のドライバ

  1. デバイスマネージャーを起動
  2. 表示→非表示デバイスの表示
    (チェックを入れて、表示させる)
  3. ユニバーサル シリアル バス コントローラー →VirtualBox USB →右クリック →デバイスのアンインストール →「このデバイスのソフトウェアを削除します」チェックを入れてから、[アンインストール]ボタン
  4. ほかのデバイス →VirtualBox USBがあれば →右クリック →デバイスのアンインストール→アンインストールボタン
  5. 表示 →非表示デバイスの表示
    (チェックを外して、非表示に戻す)
  6. C:\Windows\System32\drivers\VBoxUSB.sys を削除

VirtualBox USBドライバの削除 2 ― 適用されていないドライバ

  1. コマンドプロンプトを起動
  2. pnputil -e
    でドライバ パッケージを一覧表示。
  3. 「Oracle Corporation ユニバーサル シリアル バス コントローラ」の公開名(infファイル名)を調べる。
  4. pnputil -d oem***.inf
    で削除。(3で調べたinfファイル名を入力)

次のエラーが表示される場合は、現在そのドライバを適用しているデバイスが存在します。デバイスマネージャーからVirtualBox USBを削除してください。(「VirtualBox USBドライバの削除 1」の方法で)

ドライバー パッケージを削除できませんでした : ひとつ以上のデバイスが現在、指定された INF を使用してインストールされています。

データ用パーティションが「システム」と誤認される問題 (Portable-VirtualBox v6.0.0~)

Portable-VirtualBox使用後、Windowsのシステムイメージバックアップで、Portable-VirtualBoxフォルダーを格納するパーティションが「システム」と認識されてしまいます。

Windowsの実行に必要なドライブは、既定でバックアップ対象に含まれるため、バックアップ対象から外すことができません。(チェックボックスがグレーアウトしています)

Windows10 システムイメージの作成 - バックアップ対象ドライブ選択画面 C・Eドライブがシステムと表示されている。

原因

Portable-VirtualBoxの場合、VirtualBox system service(VBoxSDS)が、Portable-VirtualBoxフォルダー内のVBoxSDS.exeに関連づけられています。

v6.0.0以降、Portable VirtualBoxを終了させた後も、VBoxSDSが削除されずに残ってしまうことにより、問題が発生します。

VirtualBox system service(VBoxSDS)のプロパティ

対処法

VBoxSDSを削除します。
(ただし、次回Portable VirtualBox起動時に、VBoxSDSが再登録されます)

  1. コマンドプロンプト(cmd.exe)を管理者として起動する。
  2. コマンドを実行する。

    sc stop VBoxSDS
    sc delete VBoxSDS

    [SC] DeleteService SUCCESS」と表示されたら3に進む。

    ※ VBoxSDSが実行中ではない場合、sc stopコマンドで次のようなエラーが表示されますが、気にする必要はありません。

    [SC] ControlService FAILED 1062:
    そのサービスを開始できませんでした。
  3. 次のいずれかを行う。

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