Live Linux環境で、NTFS volumeの$Extendの中身を削除する。

前回のNTFSシステムファイルのトラブル解決方法の続きです。

一部のNTFSシステムファイルが原因のトラブルは、そのファイルをを削除することで解消できることがあります。

今回は、Windowsコマンドで削除できないものを、Live Linux環境から削除します。

※ Windowsユーザー向けに、Linuxの準備段階から説明しています。画像はLinux mint 18.2 Mateのものです。

Linuxから削除できるNTFSシステムファイルは、$Extendの中身だけ。

NTFS-3Gドライバの仕様により、NTFSシステムファイルへのアクセス制限があります。

NTFS-3Gは、Windows以外のOSにおいて、NTFS volumeのread/writeを可能にするドライバで、広く使われています。[オープンソース、フリー]
(Linux kernelはデフォルトでNTFSをサポートしています。ただし、read only、または限定的にwrite可能)

NTFS-3G Version 2017.3.23 (March 28, 2017)は、$Extend内もアクセスを制限。

Version 2017.3.23はNTFS-3Gの最新バージョンです。(2019年10月時点)

手動で$Extend内の削除をしたい場合は、それより古いバージョンを使いましょう。

Denied creating/removing files from $Extend

出典: https://www.tuxera.com/community/release-history/

削除可能なNTFSシステムファイル一覧

$Extend
$Deleted
  ├ $ObjId
  ├ $Quota
  ├ $Reparse
  ├ $UsnJrnl$RmMetadata
       ├ $Repair
       ├ $Txf
       │  └ (ファイル名 数字20桁)
       └ $TxfLog$Tops$TxfLog.blf$TxfLogContainer00000000000000000001$TxfLogContainer00000000000000000002

グレーの太線で囲まれた部分
NTFS-3G Version 2017.3.23 (March 28, 2017) 未満で削除可能

背景色がグレーの部分
NTFS-3G Version 2017.3.23 (March 28, 2017) で削除可能

太字のファイル
Windows上からでも削除可能

不調の原因が$UsnJrnl(USN Journal)や$TxfLog(トランザクションログ)の場合、まずはWindowsからリセットしてみることをお勧めします。
($UsnJrnlファイルのリセット / $TxfLogのリセット)


各ファイルについての簡単な説明 → $Extend配下の各ファイルについて

危険性について

100% 安全というわけではありません。何か問題が発生した時に、自分で対処する用意をしてください。

私は何度か$Extendの中身全部、あるいは$RmMetadataフォルダーを削除したことがあります。その内2回だけWindowsが起動しなくなったことがありました。

  • ケース1

    症状
    Live Linuxから$Extendの中身を削除した(他にもいろいろ試した)後、Windowsの起動に失敗。Windowsの自動修復が開始されたが、修復できなかった。
    解決方法
    WinPEでブート → オフラインチェックディスク
  • ケース2

    症状
    Live LinuxからC:\$Extend 配下のファイル・フォルダーを削除。しかし、$Extend\$RmMetadata以下だけはエラーで削除できず、あきらめた。その後、Windowsの起動に失敗。
    • ブート失敗 (途中で止まる)

      • Windows (ローカルディスク)
      • Windowsインストールディスク (Windows8.1、Windows10、Windows10 Insider Preview)
      • システム修復ディスク (WinRE)
    • ブート可能

      • WinPE

        ただし、ローカルディスクのWindowsパーティションにアクセスすると、プロセスがハングした。
      • Live Linux メディア
    解決方法
    Live Linux メディアでブート → Gpartedで問題のあるディスクの全パーティションを削除 → ディスク消去 → 最新のバックアップをリストア

    最新のバックアップの時点でCドライブのトランザクションログに問題があったため、Windowsコマンドで直した。
    fsutil resource setautoreset true C:\ → PC再起動(10分以上かかった) → chkdsk /f C:

    (これで直らなかったら、少し古いバックアップをリストアするつもりだった)

  1. HDD/SSDを別ディスクにまるごとバックアップ
    (復元ポイントではダメ)
  2. リストア用ブートディスク (Aのバックアップを復元する時に使用)
  3. Windows 7以降のインストールディスク

    32bit版/64bit版。(注意: 64bit非対応マシンでは、64bit版をブートできない)

    Windows8.1以降の方が入手しやすい。

    または、WinPE

  4. UBCD(Ultimate Boot CD)
    https://www.ultimatebootcd.com/

B、C、Dは、ブータブルディスクとしてUSBメモリかCD/DVDメディアに入れておきます。

Windows7以降の場合、Aはシステムイメージの作成、Bはシステム修復ディスクの作成 です。Windows10は、アップグレードでバージョンが変わったら、システム修復ディスクを作り直す必要があります。

Windows XP以前の場合はフルバックアップ機能が無いため、サードパーティ製バックアップソフトとそれ専用のブートディスクを使用してください。

Cは、Windowsが起動できなくなった時にこれでブートし、Windowsコマンドで修復するためのものです。インストールされているWindowsバージョンやエディションと異なっても構いません。とりあえず、ブートしてチェックディスクを実行できればokです。

インストールディスクでブートした時は、「今すぐインストール」ではなく「コンピューターの修復」からコマンドプロンプトを起動して使います。

  1. notepad Enter
  2. メモ帳で「開く」(Ctrl + O)から各パーティションのドライブレターを確認
  3. コマンドプロンプト画面に戻り、
    chkdsk /f <Drive Letter>: Enter

Dは、いろいろなツールの詰め合わせです。トラブル発生時に重宝します。Testdisk(パーティション修復ツール)も入っています。

手に負えない問題が発生した場合はA、Bを用いて、バックアップをリストアしましょう。

Live Linux メディアの用意

必要なもの

  • Linuxディストリビューションのliveイメージファイル
  • USBメモリ、CD/DVDメディアのいずれか1つ (使用するPCでブート可能なもの)

1をブート可能な状態で2に入れておきます。1はだいたい.isoファイルとして配布されています。

CD/DVDの場合

Windows標準のCD/DVD writing機能で、ISOファイルを「ディスクイメージの書き込み」。

XP以前は、DVDへの書き込み機能がありません。サードパーティ製ソフトウェアを使う必要があります。

USBメモリの場合

Bootable USBメモリ作成ツール(Rufus等)を使って書き込みます。(使い方は「Linux Rufus」等でネット検索して調べてください)

Live Linux ディストリビューションの選択

Live Linux ディストリビューションはいろいろあります。複数用意して、自分のマシンで使えるものが見つかるまで試すといいでしょう。

次に挙げるものは、Intel Raidに対応し、Windowsユーザーに親しみやすいデスクトップ環境だと思います。

  • Linux Mint 18.x Mate (32bit/64bit) [Ubuntu 16.04 LTS]

    https://www.linuxmint.com/download_all.php

  • Peppermint Eight (32bit/64bit) [Ubuntu 16.04 LTS]

    https://peppermintos.com/previous/

  • KNOPPIX 8.2、8.6 (DVD)

    http://ftp.riken.jp/Linux/knoppix/knoppix-dvd/

    注意: ブート時とシャットダウン時に音声あり。

  • KNOPPIX 7.2.0 (CD)

    http://ftp.riken.jp/Linux/knoppix/knoppix/

注意点

上記のLinuxディストリビューションでは、NTFS volumeのマウント時にNTFS-3Gドライバを使用します。

今回は、NTFSシステムファイルにアクセスする必要があるため、「NTFS-3G 2017.3.23 (March 28, 2017)」より古いバージョンが入っているものを使いましょう。Ubuntuの場合は、Ubuntu 17.04以前(ベース)を選びます。

他のディストリビューションから探す場合は、次の点を考慮してください。

必須条件

  • Live対応

NTFSシステムファイル操作に必要な条件

  • NTFS対応ドライバ搭載。
    (NTFS-3Gの場合は、バージョンが2017.3.23よりも古いこと)

PC環境によっては必要な条件

  • 64bit非対応マシン: 32bit用、または32bit/64bitのどちらでもブート可能なもの
  • UEFIのみ利用可能なマザーボード: UEFI対応
  • Legacy BIOSのみ利用可能なマザーボード: BIOS対応
  • CPUがPAE非対応: PAE非対応CPUのサポート
  • 低スペックマシン: 重くないこと (そこそこ軽量)
  • Raid環境: Raidをデフォルトで認識してくれること。

    Raidドライバの種類とバージョン、Raidの種類、設定によっては認識されないことがある。そもそもRaidドライバが入ってないものもある。

Linux未経験 & Windowsユーザー向け

  • Windowsユーザー フレンドリーなデスクトップ環境
  • (コマンドではなく)GUIでNTFS volumeのマウントが可能

Live Linux ブート前の準備・注意点

※ 暗号化されたストレージデバイスは、復号化する必要があります。(Linux上で復号化できるものもあります。復号化方法はご自分で調べてください)

事前にWindowsをシャットダウンする時

ストレージデバイス(SSD/HDD 等)を適切にアンマウントしておく必要があります。

高速スタートアップ(Windows8~)が有効の場合
完全にシャットダウンする。または、高速スタートアップを無効化してからシャットダウンする。
外付けストレージデバイス
「ハードウェアの安全な取り外し」をする。または、PCに接続したままWindowsを完全にシャットダウンする。

スリープ・休止状態から、強制終了したり、ストレージデバイスを取り外してはいけません。

適切にアンマウントされなかった場合、LinuxでNTFS volumeを正常にマウントできません。

Live Linux boot直前

ネットワーク接続を切断しておきます。

Live Linux メディアでブートする。

  1. PCにLive Linux メディアを接続し、PCを起動。
  2. 必要に応じてUEFI/BIOS設定変更 *1
    PC起動直後にUEFI/BIOS設定画面を呼び出し、Live Linux メディアからブートできるように設定を変更。 → Save
  3. Linuxのブートを開始する。
  4. ブート中。起動選択画面が表示された場合は、Live …と表示されているものを選択。

    • Linux mintの場合

      基本的に何もしないでよい。

      • ブートメニューを表示させる方法

        "Automatic boot in * seconds ..."と表示されている間に何かキーを押す。

      • ユーザー名の入力画面になってしまったら

        USER: mint
        PASSWORD: 何も入力しないでEnter

    • Peppermintの場合

      "Try Peppermint OS Live"を選択する。

    • Knoppixの場合(v7.2以降で動作確認)

      ブート中にUI言語とキーボードレイアウトを指定する。

      「boot:」が表示されたら、すぐにコマンド入力開始。

      32bit 日本語表示、日本語キーボードの場合:
      Knoppix lang=ja xkeyboard=jp Enter

      64bit 日本語表示、日本語キーボードの場合:
      Knoppix64 lang=ja xkeyboard=jp Enter

      この段階ではUSキーボードレイアウト状態。日本語キーボードから入力する場合、= は「=(ほ)」の右隣の「^(へ)」のキー。

      入力ミスしたり、32bitと64bitを間違うと、この後の処理が進まなくなる。いったんCtrl + Alt + Delete で再起動し、改めて入力する。

  5. デスクトップ画面が表示されるのを待つ。(数分間)

    Linux mint 18.2 Mate デスクトップ画面

*1 UEFI対応PCにおいて、ブートデバイス選択肢にLive Linuxメディアが表示されない時は、Secure Boot機能により、別OSによるUEFIブートができない可能性があります。

次のいずれかの手段でブートさせます。

  • UEFI設定画面でCSM(Legacy BIOS互換)有効化 → Save → Legacy BIOSモードでブート

    (条件: LinuxがBIOSに対応)


  • UEFI設定画面でSecure Bootを無効化 → Save → UEFIモードでブート

    (条件: LinuxがUEFIに対応)

Linuxでの作業終了後、UEFI設定を元に戻しましょう。

Live Linux ブート直後に行う設定

  • Time Zone、日時(Date・Time)を合わせる。
  • Keyboard Layout設定

    使用するキーボードレイアウトを追加し、リストの一番上に移動させる。

    (Knoppixは、boot時に設定)

  • ネットワーク接続の有効/無効の切替

    デスクトップのNetworkingアイコンを右クリック → Enable Network ConnectionやEnable WiFiを選択。(チェックあり=有効、チェック無し=無効)

  • ネットワーク接続を使う場合は、Firewallを有効化しておく。

言語・Input設定は再起動を要求されるため、設定しません。(Live環境は、再起動させるとデフォルト設定に戻ります)

  1. メニューを表示。(Windowsのスタートボタンの役割)

    Menu button - Linux mint 18.2 Mate

  2. Time and Date設定へ

    Search Time and Date - Linux mint 18.2 Mate

  3. Time zoneの設定と時刻合わせ

    Time and Date Settings - Linux mint 18.2 Mate

  4. Keyboard設定へ。

    Search Keyboard - Linux mint 18.2 Mate

  5. 自分のキーボードに合わせて、Keyboard Layoutを設定する。

    Add button of Layouts - keyboard Preferences - Linux mint 18.2 Mate

    Select layout by country or language - keyboard Preferences - Linux mint 18.2 Mate

    Move up new layout - keyboard Preferences - Linux mint 18.2 Mate

    Close button of Layouts - keyboard Preferences - Linux mint 18.2 Mate

  6. Networkingアイコンからネットワーク・WiFi接続の有効化/無効化が可能。
    チェック有り=有効、チェック無し=無効

    Enable/Disable Networking and WiFi - Linux mint 18.2 Mate

    上の画像の時はLANケーブルを抜いてあるため、すでに✕が付いている。

  7. ネットワーク・WiFi接続を有効にする場合はFirewallも設定する。
    Firewall Configurationへ

    Search Firewall Configuration - Linux mint 18.2 Mate

  8. gufw(ufwのgui版)の初期状態はFirewall無効 (Statusがグレー)

    Default Firewall Status: off - Linux mint 18.2 Mate

  9. Firewallを有効にする。
    (コマンドで有効化する場合は、Terminal上でsudo ufw enable)

    その他の項目は適宜設定する。

    Turn On Firewall Status - Linux mint 18.2 Mate

NTFS VolumeのマウントとTermialの起動

Linuxはストレージデバイスを認識しているはずですが、volumeの中身にアクセスするにはマウントする必要があります。大半のLive Linux環境では、ローカルディスクを自動的にマウントしませんから、自分で行います。

先に挙げたLinux MintやPeppermint等の場合は、GUIで楽にマウントできます。

※ Raid環境の場合、複数のSSD/HDDが一つのディスクとして認識されている必要があります。

GUIでマウントする場合

  1. File Managerを起動する。 *2

    デスクトップのどこかにあるキャビネット(またはフォルダー)のようなアイコンをダブルクリックする。

    File Browser Icon - Linux mint 18.2 Mate

  2. NTFS volumeをマウントする。

    Volume(ラベル名で表示されている)をクリックする。

    GUI Mount Device (volume) - File Browser - Linux mint 18.2 Mate

  3. Terminalを起動する。

    次のいずれか、可能な方法で。

    • デスクトップ上で、マウント済みのNTFS volumeアイコンを右クリック → [Open in Terminal]
    • File Manager上で、マウント済みのNTFS volumeを右クリック → [Open in Terminal]
    • File Manager上で、マウント済みのNTFS volumeを選択 → volume内容表示部分の空欄で右クリック → [Open in Terminal]

      Open in Terminal - File Browser - Linux mint 18.2 Mate

    カレントディレクトリをvolumeに移動させる手間が省ける。

    GUI Opened NTFS volume in Terminal- Linux mint 18.2 Mate

*2 File Managerは、Windowsのエクスプローラーに相当。Linuxディストリビューション・デスクトップ環境よって、デフォルトのFile Managerが異なります。

アンマウントする場合

デスクトップ上かFile Manager上で、マウント済みのNTFS volumeを右クリック → [Unmount]

unmount - File Browser - Linux mint 18.2 Mate

手動でマウントする場合

NTFS-3Gを使います。

  1. Terminalを起動する。

    黒い画面のようなアイコンをダブルクリックする。

    Terminal Icon - Linux mint 18.2 Mate

  2. NTFS-3Gのバージョンを確認

    ntfs-3g

    Version 2017.3.23 (March 28, 2017)未満であることを確認する。

    NTFS-3Gのインストールが必要な場合 (NTFS-3G 2016.2.22のインストール例)

    1. インターネットに接続する。
    2. cd
      (homeディレクトリに移動)
    3. wget https://tuxera.com/opensource/ntfs-3g_ntfsprogs-2016.2.22.tgz
      (ダウンロード)

      ダウンロードが終わったら、インターネット接続は不要。

    4. tar zxvf ntfs-3g_ntfsprogs-2016.2.22.tgz
      (解凍)
    5. cd ntfs-3g_ntfsprogs-2016.2.22
      (解凍によって作成されたディレクトリに移動)
    6. mkdir build
      (buildディレクトリ作成)
    7. ./configure
    8. make
    9. sudo make install
  3. Volume情報の表示

    Gpartedを起動するか、次のいずれかのコマンドを実行する。(Root権限が必要ならば頭にsudo を付ける)

    • blkid
    • lsblk -fp -o +size,rm,ro,model,serial
      または
      lsblk -p -o name,fstype,label,size,rm,ro,model,serial,mountpoint,uuid

      「-o」や「-o +」に続く項目で、表示不要なものは省いてよい。

      RM = Removableなら1
      RO = Read onlyなら1

      fstypeとmountpointは、長いと後ろがカットされて表示される。→ オプション -rを追加すれば全て表示される。ただし、表が整形されない。

    • sudo fdisk -l

      注意: Raid環境の場合、fdiskコマンドでは正確なデバイス名を取得できない模様。

    Results blkid and lsblk - non Raid - Linux mint 18.2 Mate

    Gparted - non Raid - Linux mint 18.2 Mate

  4. Volumeのデバイス名(またはUUID)を見つける。

    Non Raid
    /dev/sd**
    /dev/hd**

    Raid
    /dev/mapper/isw_*_Volume*p*
    /dev/dm-*
    /dev/md***-*

  5. Mount pointを作成する。

    sudo mkdir /mnt/<volume名>
    または、
    sudo mkdir /media/<volume名>

    volume名は、volumeのラベル名等のわかりやすいものにする。

    例: sudo mkdir /media/Win10

    ※ Linux mintでは、mediaディレクトリの方がお勧め。(マウントしたvolumeのショートカットが、デスクトップやFile Managerに表示されるため、便利。

  6. Volumeをマウントする。

    次のいずれかのコマンドを実行する。

    • sudo ntfs-3g <デバイス名> <mount point>


      sudo ntfs-3g /dev/sda4 /media/Win10
      sudo ntfs-3g /dev/mapper/isw_**********_Volume0p4 /media/Win10

    • sudo mount -t ntfs-3g <デバイス名> <mount point>

      例: sudo mount -t ntfs-3g /dev/sda4 /media/Win10

    • sudo mount -t ntfs-3g UUID=<UUID> <mount point>

      例: sudo mount -t ntfs-3g UUID=**************** /media/Win10

    オプション show_sys_filesを追加すると、File Manager上でNTFSシステムファイルを表示することができる。オプションの前に-oを付ける。

    例: sudo ntfs-3g -o show_sys_files /dev/sda4 /media/Win10

    NTFSシステムファイルの破損によりマウントできない場合は、
    ntfsfix <デバイス名> を試してみる。

    Fail to mount error message - Linux mint 18.2 Mate

    Result ntfsfix - Linux mint 18.2 Mate

    マウントに失敗し、Please resume and shutdown Windows fully (no hibernation or fast restarting) と表示された場合は、ストレージデバイスが適切にアンマウントされていない。

    Windows上で、休止状態(ハイバネーション)・高速スタートアップを無効にし、完全にシャットダウンしておかねばならない。

  7. カレントディレクトリを、マウントしたvolumeへ移動。

    cd <mount point>

    例: cd /media/Win10

アンマウントする場合

sudo umount <mount point>
注意: コマンドはumountであって、unmountではありません。

ついでに不要になったmount pointも削除。
sudo rmdir <mount point>

NTFSシステムファイル($Extend内)の削除

  1. カレントディレクトリを$Extendへ移動。

    cd \$Extend
    (拒否される場合はroot権限で実行する。 sudo cd \$Extend)

    $の直前に\(バックスラッシュ)を入れること。

    失敗例
    cd /d \$Extend (/dは、Windowsのcdコマンドのオプション)
    cd \$extend (最初のEが大文字ではない)
    cd $Extend ($の前に\が無い)
    cd \Extend ($が抜けている)
    cd /$Extend (\ではなく/になっている)

  2. カレントディレクトリの確認 (表示されている場合は省略)

    pwd

  3. ディレクトリの内容を確認

    ls
    または
    ls -l

    色分けされている場合は、色付きの方がディレクトリ(フォルダー)、他はファイル。

  4. rmコマンドで削除する。(ディレクトリの場合はオプション -r が必要)

    • $UsnJrnlファイルを削除する場合
      rm -v \$UsnJrnl
    • $RmMetadataディレクトリを中身ごと削除する場合
      rm -rv \$RmMetadata
    • $Extendの中身全てを削除する場合
      rm -rv \$Deleted \$RmMetadata
      rm -v \$ObjId \$Quota \$Reparse \$UsnJrnl

      (存在しないファイル・ディレクトリは、コマンドから省く)

    ※ 拒否される場合はroot権限で実行する。(コマンドの頭にsudo を付ける)
    例: sudo rm -v \$UsnJrnl

  5. ターミナルを終了

    exit または、右上の×ボタン等で閉じる。

$RmMetadata(ディレクトリ)と$UsnJrnlだけを削除した時

Remove RmMetadata and UsnJrnl - non Raid - Linux mint 18.2 Mate

Live Linuxを終了し、Windows上でオフラインチェックディスクを実行。

  1. マシンを再起動させる。

    • GUIの場合

      1. [Quit]または[Logout]のアイコンをクリックする。
        (デスクトップやメニューのどこかにある)

        Quit Button - Menu - Linux mint 18.2 Mate

      2. Reboot (Restart)

        Shut down Window - Linux mint 18.2 Mate

    • CLIの場合

      1. Terminalを起動
      2. sudo reboot
        または
        sudo shutdown -r now
  2. 再起動前に、Live Linux メディア(USBメモリ/DVD/CD)を取り外す。*3
  3. [UEFI/BIOS設定を変更した場合は元に戻す]

    再起動直後・OSの起動前に、UEFI/BIOS設定画面に入り、設定を元に戻して保存。

  4. Windowsを起動させる。
  5. コマンドプロンプトを起動。(Vista以降は管理者として)
  6. オフラインチェックディスクを実行する。(NTFSシステムファイル修復のため)

    chkdsk /f <Drive Letter>:

*3 ディストリビューションによって、取り外すタイミングを教えてくれるものと、教えてくれないものがあります。

以上で作業終了です。

ここより下は、LinuxコマンドTips(基礎)、テキストファイルの文字化け対策です。

Linuxコマンド Tips

  • 基本的に大文字/小文字は区別される。
  • コマンドオプションは - (ハイフン1つか2つ)で始まる。
    例: -h--help
  • 引数のない複数のコマンドオプションをつなげることができる。
    例: -r -v = -rv
  • パスを / (スラッシュ)で区切る。
  • Linuxにおいて、$はメタキャラクタ(特殊な役割をする文字)の1つ。普通の文字として認識させるには、エスケープする必要がある。具体的には、直前に\(バックスラッシュ)を挿入する。


    Windows: $Extend\$RmMetadata
    Linux: \$Extend/\$RmMetadata

  • Terminal上で、カレントディレクトリを移動するときは、cdコマンドを使う。

    パスに使える記号

    • / ルートディレクトリを表す。
    • . 現在のディレクトリ
    • .. 親ディレクトリ
    • ~ ホームディレクトリ [/home/(ユーザー名)]
    • - 直前にいたディレクトリ


    親ディレクトリ(一つ上の階層)に移動にする: cd ..
    ホームディレクトリに移動する: cd または cd ~
    home/mintディレクトリに移動する: cd ~/mint

  • カレントディレクトリの確認: pwd
  • sudoはroot権限でコマンドを実行するためのもの。

    sudo付きでコマンドを実行すると、通常はユーザーパスワード入力を要求される。たいていのLive環境ではユーザーパスワード無しに設定されているため、パスワード入力不要。

    注意: sudo version 1.8.28未満には脆弱性がある。
    参照: https://www.sudo.ws/alerts/minus_1_uid.html

  • 中身が空でないデイレクトリの削除にはrmdirコマンドが使えないため、rm -rコマンドを使用する。
  • rmコマンドオプション

    • -r ディレクトリとその中身を削除

    • -rを付けない ファイルを削除

    • -v 実行結果(削除されたファイル・フォルダー)を表示

    • -i 削除前に毎回確認のメッセージを表示する

    • -f 確認・エラーメッセージを一切表示しない (要注意)

  • rmコマンドで同時に複数の対象を削除する場合は、間に半角スペースを1つ入れて並べる。


    rm -r aaa bbb

  • 実行中のコマンドを中止する場合: Ctrl + C
  • Terminal内に他の文書等を呼び出した時、中止して元の画面に戻す場合はQを押す。
  • 各種コマンドは、バージョンによって機能・オプションが異なる場合がある。
  • インストールされていないコマンド・プログラムは、追加インストール可能。

    ただし、ディストリビューションによって、デフォルトでダウンロードできるバージョンが異なることがある。特定のバージョンを入手することは可能だが、インストールできないものもある。

  • Linuxディストリビューションによって、インストールコマンドが異なる。

    また、インストール方法は複数あり、インストール方法によりアンインストール方法が異なることがある。

  • パッケージのupdate

    • Redhat系

      sudo yum update

    • Debian系 (Ubuntu)

      1. sudo apt update
      2. sudo apt upgrade

ショートカット
コピー: Ctrl + Shift + C
貼り付け: Ctrl + Shift + V

Windowsのメモ帳で保存したテキストファイルが開けない、文字化けする場合

文字コードがANSI、UTF-16 LE、UTF-16 BEの場合、Linuxで文字化けしたり、ファイルを開けなかったりします。

文字コードをUTF-8に変換すれば読み取れます。(改行コードは変更不要)

ファイルの現在の文字コードを確認する。
find -i <file>
文字コードをUTF-8(BOM無し)に変換して閲覧 (Terminalに表示)
iconv -c -f <現在の文字コード> -t UTF-8 <file>
文字コードをUTF-8(BOM無し)に変換して保存
iconv -c -f <現在の文字コード> -t UTF-8 <元file> -o <保存先file>
iconvコマンドオプション
  • -c 処理できない文字があっても中断しない。

  • -f 現在の文字コードの指定。

  • -t 変換後の文字コードの指定。-t UTF-8の場合は省略可能。

  • -o 保存先ファイルの指定。元ファイルと同じ場合は、警告なしに上書き保存。

  • -l 扱える文字コードの一覧表示

メモ帳の文字コード (Windows10 1809まで)
  • ANSI デフォルト
    [Shift JIS]
  • Unicode
    [Unicode, UTF-16LE, BOM付き]
  • Unicode big endian
    [Unicode, UTF-16BE, BOM付き]
  • UTF-8
    [Unicode, UTF-8, BOM付き]
メモ帳の文字コード (Windows10 1903以降)
  • ANSI
  • UTF-16 LE
  • UTF-16 BE
  • UTF-8 デフォルト
  • UTF-8 (BOM 付き)
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