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BIOSのアップデートに失敗

最終更新日

BIOS更新ファイルのダウンロードまたは解凍に失敗。

更新用BIOSファイルの破損に気づかず、不完全なファイルで更新してしまったのが原因でした。

圧縮されたBIOS更新用ファイルをマザーボードのHPからダウンロード。解凍してFDDにコピー。FDDからブートしてBIOS更新しました。

その後、PCが起動できなくなりました。(BIOSが起動できない)

別のPCでFDDの中身を確認したら、ファイルの合計サイズが、メーカーのHPに記載されている数値より小さい……。念のため、再度ダウンロード・解凍し、FDDの中身と照合。やはり、FDD内のファイルは合計サイズと数が足りませんでした。

結局マザーボードを交換

GIGABYTE製のVirtual Dual BIOS搭載のマザーボードでした。

Virtual Dual BIOS機能は、BIOSがクラッシュしたら「HDDの隠し領域に保存されたBIOSデータで」自動的に復旧させます。(BIOS用フラッシュメモリチップが2つあるDual BIOSとは異なります)

しかし、予備のBIOSデータで自動的に復旧できていない時点で、この機能が生かされなかったことがわかりました。

もっとも、BIOSのブート領域がクラッシュしていたら、復旧機能があってもだめなようです。(復旧機能自体が起動できないため)

CMOSクリアしてみたり、いろいろ調べてみたものの、自力での復旧は不可能と判断しました。(BIOS ROMチップの書き直しなんて知らなかった頃のことです)

マザーボードは買ったばかりの新品だったけれど、初期不良ではないので保証外。メーカーに修理に出すと数週間はかかりそうだし、他のパーツとの相性問題があったため、結局別のマザーボードを購入しました。

マザーボードメーカーによって、修復受付の有無・費用・必要日数は大きく異なります。

BIOSアップデートに失敗して起動できなくなった時の対処法 7つ

  1. CMOSクリア

    復旧する可能性: 低
    CMOSクリアの方法

  2. BIOS復旧機能

    復旧する可能性: 中。マザーボードに復旧機能が付いている場合のみ

  3. ブート可能なFDDを使ってBIOSを上書き

    (BIOSファイルがFDDの容量以内の時に限る)
    PCの電源を入れた後にFDD等を認識しに行くなら、ブートブロックが生きている可能性があるので上書きしてみる。場合によってはコマンドを使用しての上書き作業になる。

    ただし、BIOS上書きに成功しても、起動できるとは限らない。

    USBメモリに入れたBIOSファイルで上書きできるかどうかは不明。
    PCメーカーや機種によっては具体的な方法やファイルを公開している場合あり。
  4. メーカーに修理を依頼

    費用と日数がかかる。

    メーカー製PCの場合はメーカーに問い合わせ。マザーボード単体で購入の場合はマザーボードメーカー(または指定代理店)に問い合わせ、事前に見積もりを取ること。

    マザーボードメーカーにBIOS修復だけしてもらう場合で、3~7千円位(送料別)か? PCメーカーはもっとお高いかと。

  5. BIOS復旧サービス会社に依頼

    費用と日数がかかる。対応できないものもある。

    メーカー・代理店に依頼するよりは早い。料金2千円前後~(送料別)。基本的には、マザーボード上のBIOSチップを自分で外して送る。BIOSチップが半田付けされていて外せない場合は、要相談。

    当然ながら、物理的な故障は対象外。BIOS以外が故障している可能性がある場合は、メーカーで修理を。

  6. マザーポードの交換

    自分で交換するか、修理業者に交換を依頼。

    ただし、OEM版Windows搭載PCの場合、マザーポードを交換するとWindowsのライセンスが使えなくなる。

  7. マザーボード上のBIOS Chipを交換、または内容を書き換える。

    参照
    またもやBIOSを壊した時の記事

BIOSアップデートの一般的な注意

  • 更新する必要があるときだけ行う。

    BIOSの更新に失敗すると、PCが起動しなくなります。新バージョンが出ていても、特に必要がなければ更新しないほうが無難です。

  • 更新方法を調べ、準備を整えてから行う。
  • デフォルト設定に戻してから更新する。
  • PCへの電力供給が途切れるかもしれない時は避ける。

    計画停電。雷が鳴っている時。バッテリー稼働中で残量が少ない等。

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