一定時間放置、ノートPCを閉じるなどしてもスリープにならない。

最終更新日

PCを放置してもスリープ状態に入らない。

Firefoxで動画サイト(ニコニコ動画やYoutube)の動画を開いたままの状態でした。(再生は停止)

電源オプションの設定では、30分放置でスリープになるはずでしたが、3時間以上経ってもスリープになっていませんでした。
タスクによってスリープが解除されたわけでもないようです。

試しにPCを再起動してみたら直りました。
様子見していましたが、数日後に再発したため、調べてみました。

チェック項目

  1. 電源オプションの設定変更
  2. Windows Media Player Network Sharing Service →無効
  3. 共有や探索の設定 →無効
  4. powercfgコマンドで阻害要因を調査・排除

私のPCの場合は1~3は効果がなく、4でようやく直りました。

原因はCreativeサウンドドライバでした。何年も使ってきたけれど、今までこんなことはありませんでした。他の要因もあるのではないかと思いますが、とりあえず対処方法だけ書きます。

以下、Windows8の場合で説明します。

電源オプションの設定変更

  1. コントロールパネル →電源オプション →現在選択中のプラン →プラン設定の変更
  2. 電源オプションプランの詳細設定 →マルチメディアの設定 →メディア共有時
  3. コンピューターのスリープを許可する」に変更

    電源オプション詳細設定 メディア共有時にスリープを許可

Windows Media Player Network Sharing Service →無効

  1. サービス(services.msc)を実行。
  2. Windows Media Player Network Sharing Serviceを無効にし、停止させる。

共有や探索の設定 →無効

  1. コントロールパネル →ネットワークと共有センター →共有の詳細設定
  2. (現在のプロファイル)となっている所で、次のように設定。

    • ネットワーク探索を無効にする
    • ファイルとプリンターの共有を無効にする

    ネットワークと共有センター 共有の詳細設定

powercfgコマンドで阻害要因を調査・排除

最初に、コマンドプロンプト(cmd.exe)を管理者として実行し、コマンドプロンプト画面を表示させておきます。

※ 以下に掲載したコマンド使用例、コマンド結果は、私のPCでのものです。(PC環境によって変わります)

調査方法 その1

スリープ解除が可能なデバイスを調べる。

次のコマンドを実行します。

powercfg /devicequery wake_armed

コマンド実行結果

コマンド実行結果 標準PS/2キーボード、Logicool G500s Gaming Mouse

キーボードとマウスが見つかりました。マウスでのスリープ解除をさせたくない人もいることでしょうが、私の場合は問題なし。

もし、スリープ解除を許可したくないデバイスが含まれていたら、そのデバイスの設定を変更します。

デバイスの設定変更方法

方法はデバイスや製品ごとに異なります。デバイスマネージャーや、製品付属のユーティリティソフト等の設定を見直してください。

例えばネットワークカードの場合

  1. デバイスマネージャーから該当するネットワークカードのプロパティを開く。
  2. 電源の管理タプから、スタンバイ状態を解除させないように変更する。

    LANカードのプロパティの電源の管理 スタンバイ解除許可のチェックを外す

調査方法 その2

スリープ等を阻害しているものを特定する。

次のコマンドを実行します。

powercfg /requests

powercfg /requests コマンド結果の見方
  • DISPLAYの欄

    「ディスプレイの電源を切る」を妨害しているもの

  • SYSTEMの欄

    「スリープ」を妨害しているもの

  • AWAYMODEの欄

    「退席モード」を妨害しているもの

いずれも「なし」であれば、問題は見つからなかったということです。

powercfg /requests コマンド実行結果

DISPLAY:

[PROCESS] \Device\HarddiskVolume2\Windows\System32\Macromed\Flash\FlashPlayerPlugin_18_0_0_194.exe
Adobe Flash Player

SYSTEM:

[DRIVER] Creative X-Fi Audio Processor (WDM) (PCI\VEN_1102&DEV_0005&SUBSYS_00231102&REV_00\4&1b359d48&0&00F0)
現在 1 つのオーディオ ストリームが使用中です。

AWAYMODE:

なし。

実行:

なし。

PERFBOOST:

なし。

FULLSCREENVIDEO:

なし。

DISPLAYとSYSTEMの欄に各1つ、引っ掛かるものがありました。次の2点が判明。

  • Creativeサウンドドライバが、自動スリープを妨害している。
  • Flash Playerが、ディスプレイの自動電源オフ(消灯)を妨害している。

エネルギー効率とバッテリ寿命に関する問題がないか分析する。

さらに詳しく調べるには、次のコマンドを実行します。

powercfg /energy -output %USERPROFILE%\Desktop\energy.html

-outputオプションで、レポートをenergy.htmlという名前でデスクトップに出力させています。ファイル名と出力場所は変更可能です。

powercfg /energyコマンドの結果レポート(抜粋)

システムの利用可能性の要求:ディスプレイが必要な要求

プログラムによって、システムが自動的に低電力モードにならないようにする要求が行われました。

プロセスを要求しています \Device\HarddiskVolume2\Windows\System32\Macromed\Flash\FlashPlayerPlugin_18_0_0_194.exe

システムの利用可能性の要求:システムが必要な要求

デバイスまたはドライバーによって、システムが自動的にスリープ状態にならないようにする要求が行われました。

要求しているドライバー インスタンス PCI\VEN_1102&DEV_0005&SUBSYS_00231102&REV_00\4&1b359d48&0&00F0

要求しているドライバー デバイス Creative X-Fi Audio Processor (WDM)

やはり、CreativeサウンドドライバとFlash Playerが引っ掛かっています。自動スリープにならない等の原因が特定できたため、これから対策を施します。

「プロセス・サービス・ドライバーによる、スリープやディスプレイ電源オフ等にならないようにする要求」を無視させる。

次のコマンドを実行します。

powercfg /requestsoverride <CALLER_TYPE> <NAME> <REQUEST>

<CALLER_TYPE> <NAME> <REQUEST>はそのまま入力しないでください。下のように置き換える必要があります。

<CALLER_TYPE>部分

PROCESS、SERVICE、DRIVER のいずれか。(POWERCFG /REQUESTS コマンドで確認したもの)

<NAME>部分

プロセス・サービス・ドライバーの名前 (POWERCFG /REQUESTS コマンドで確認したもの)

<REQUEST>:部分

DISPLAY、SYSTEM、AWAYMODEの中から1つ以上指定 (2つ以上の場合は、間に半角スペースを入れます)

コマンド例

自動的にスリープ状態になるのを、Creative X-Fi Audio Processor (WDM)ドライバによって妨害されないようにする。

powercfg /requestsoverride DRIVER "Creative X-Fi Audio Processor (WDM)" SYSTEM

自動的にディプレイが低電力モード(ディスプレイ電源オフ)になるのを、FlashPlayerPlugin_18_0_0_194.exeプロセスによって妨害されないようにする。

powercfg /requestsoverride PROCESS "\Device\HarddiskVolume2\Windows\System32\Macromed\Flash\FlashPlayerPlugin_18_0_0_194.exe" DISPLAY

(FlashPlayerPluginにはバージョン名が入っているため、バージョンが変わってもスリープの邪魔になるようなら、上記コマンドのバージョン部分を変えて、実行しなければならないでしょう)

上は、私の問題のPCで使ったコマンドです。POWERCFG /REQUESTS コマンドの結果が、下のようになっていたことを踏まえています。

DISPLAY:

[PROCESS] \Device\HarddiskVolume2\Windows\System32\Macromed\Flash\FlashPlayerPlugin_18_0_0_194.exe
Adobe Flash Player

SYSTEM:

[DRIVER] Creative X-Fi Audio Processor (WDM) (PCI\VEN_1102&DEV_0005&SUBSYS_00231102&REV_00\4&1b359d48&0&00F0)

その後、powercfg /requestsoverrideを実行して、ちゃんと設定できたか確認します。(<CALLER_TYPE> <NAME> <REQUEST>は不要)

上記設定から元に戻すには

powercfg /requestsoverride <CALLER_TYPE> <NAME>

(<REQUEST>を入れないでコマンド実行します)

コマンド例

powercfg /requestsoverride DRIVER "Creative X-Fi Audio Processor (WDM)"

powercfg /requestsoverride PROCESS "\Device\HarddiskVolume2\Windows\System32\Macromed\Flash\FlashPlayerPlugin_18_0_0_194.exe"

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