簡単にはいかなかった古いマザーボードの交換
LGA775マザーボード探し。
前の記事の通り、古いLGA775マザーボードが故障してBIOSが起動できなくなりました。
新たにマザーボード購入することにしましたが、CPU・メモリの規格縛りと、WindowsがDSP版だったために苦労することになりました。
[現状]
- マザーボード: (ASUS P5Q PRO = 故障)
- CPU: Intel Core2 Extreme QX9650
- メモリ: Buffalo DDR2-800 1GB×2枚
- HDD: WD Black 500GB×3台(Raid0構成) + Hitachi Deskstar 1TB 1台
- Windows: XP Pro DSP版 + Windows8 Proアップグレード版
XP Pro DSP版のバンドルパーツは、上記のBuffalo DDR2-800メモリです。ライセンス契約上、マザーボードの交換は問題ありませんが、このDDR2メモリを2枚とも外すならWindowsを新規購入しなければなりません。
(OEM版の場合は、マザーボードを交換すると再認証してもらえないそうです)
Intel Core2 Extreme QX9650 が使えるマザーボードの条件
- CPUソケット: LGA775
- チップセット: Intel製の場合でG41、G43、G45、P35、P43、P45、X38、X48
(それよりも前のP965等でもBIOSでサポートされていれば可) - QX9650がCPUサポートリストに載っていること。
- メモリ規格はDDR2・DDR3のどちらか。(マザーボードにどちらが搭載されているかによる)
私のPCの場合、デフォルトのBIOSバージョンで使えなくても、BIOSアップデートすれば使える場合も可。Core2 Duo E6700も持っているので。
また、メモリは一応DDR2限定。
その他の要望
- SATAコネクタ: 5コ以上 (SATA接続HDD 4台使用中)
- PCI-Express x16: 1スロット (グラボ用)
- PCIスロット: 1以上 (PCI接続サウンドカード用)
- オンボードRAID: Intel ICH5R~ICH10R (R付きであること。なければRAIDカードを別購入)
以上の条件で探し始めました。
ほとんどのLGA775マザーボードが製造終了。
比較的新しく、現在も販売されているLGA775マザーボードは、下記のG31とG41チップセットだけでした。価格 10,000~13,000円位。
- GIGABYTE GA-G41M-Combo
- ASRock G31M-GS R2.0
- ASRock G41C-GS R2.0
いずれも
- MicroATX
- オンボードグラフィック付
- Intel ICH7(Intel Raidなし、AHCIもサポートしない) 他社製Raidコントローラは付属しない。
- メモリは2枚合計8GBまで。DDR2、またはDDR2かDDR3のいずれか。
- SATAコネクタ4つ
- Core2 DuoやQuadはほとんど使えますが、Core2 Extremeシリーズで使えるのはX6800だけで、QX9650は使えない。(Core2 Quad Q9650なら使える)
他のは妥協できますが、QX9650がサポートされていないのはどうしようもなくて、新品マザーボードはあきらめました。
中古で探してみた。
中古を取り扱っているPCパーツショップや取引サイトで検索しました。もちろん、動作しそうな状態のものを。
(中古ショップでは、1週間程度の動作保証を付けてるところもあります)
P45チップセットのマザーボードは6,500円~。
壊れたマザーボードと同じ、ASUS P5Q PROは少し高めで7,000~11,000円位でした。(送料別)
今のCPUを使い続けるつもりなら、予備も購入しておくといいかもしれません。LGA775マザーボードの主な製品の製造年を考えると、さほど長く使えるとは思えないので。
Core2 CPUを使い続けるべきか否か。
中古マザーボード(メモリスロットはDDR2)ならおよそ9,000円位(送料込み)。
前にメモリが2枚壊れたため補充したいので、(新品)メモリ追加 DDR2-800 2GB×2枚 7,000円~。
予備のマザーボードも欲しければさらに9,000円。
しかし、今後もし、(XPとバンドルしている)既存のDDR2メモリが2枚とも壊れた場合は、メモリ補充 DDR2-800 2GB×2枚 7,000円~(DDR3なら4GB×2枚で8,000円~なのに)に加え、新たにWindowsライセンスも買わなければならない。
こんな具合に、今はマザーボード1枚メモリ2枚の購入で済んだとしても、さらに出費の予定が控えています。
結局、Core2 CPUを使い続けるのをあきらめ、マザーボード・CPU・メモリをまとめて新しい製品に換装することにしました。
CPUだけあるいはメモリだけが壊れたなら、それぞれ換装するだけで使い続けたでしょうが、マザーボードもメモリもとなると……。古い規格のCPUにこだわっても、不経済だと判断しました。今が潮時でしょう。
購入当時はハイスペックだったCPU(11万円)も、今や3、4万円程度のCPUと同等かそれ以下らしいし、消費電力は新しいCPUの方がずっと低いようです。さらに、対応マザーボードの基本性能は上がっていて、SATAの転送速度は2倍の6Gb/s、USB2.0に加えてUSB3.0や3.1が使えます。
と言い訳しつつ、わくわくしながら新しいパーツを選び、ネットで注文しました。
後になって、マザーボード ASUS P5B-Plus Vista Edition が家にあるのに気づいたけれど、時すでに遅し。(P965チップセット。BIOSアップデートしてあるからQX9650でも使えます)