ASUS Z170 RRO GAMINGに換装 2 ― BIOS設定

最終更新日

BIOSアップデート後は再設定が必要

組み立て直後にUEFI画面から設定した後、Windowsをインストール。BIOSの新バージョンが公開されており、システムの安定性にかかわるものだったのでBIOSアップデートしました。

その後、Windowsが立ち上がらなくなりました。一瞬失敗したかと思いましたが、画面をちゃんと見たらブートデバイスが~という感じの文が表示されています。
BIOSが(そのバージョンの)初期設定になっているため、OSが入っているディスクからブートできなかっただけでした。

M.2接続のSSDなので、UEFIからの設定変更が必要でした。(普通のSATA接続のSSDの場合はM.2接続のものとは違い、特別な設定は不要です)
OSがIntel RAID構成のディスクに入っている場合も、初期設定ではRAIDが無効なので変更する必要があります。

というわけで、BIOSアップデートの必要があるなら、できれば最初にアップデートしてから設定をカスタマイズすると、2度手間にならずに済みます。

BIOSアップデート前に準備するもの

  1. USBメモリ 1つ

    容量は小さくても構いません。
    他の関係のないファイルが入った状態でも大丈夫。消す必要はありません。

  2. BIOSのファイル

    マザーボードメーカーHPからダウンロード

    Z170 PRO GAMINGの場合は下のURLからBIOSをダウンロード

    https://www.asus.com/jp/Motherboards/Z170-PRO-GAMING/HelpDesk_Download

    ※ アップデートする必要があるか否かは各BIOSバージョンの説明から判断する。新しいバージョンのBIOSを入手すれば、それより古いものは不要。

ダウンロードしたzipフォルダーを解凍して、中の.CAPファイルをUSBメモリに保存しておきます。

[注意]
ダウンロードしたzipフォルダーの容量 = HPに記載されている容量 であるか確認しましょう。違っていれば、ダウンロードに失敗している可能性があります。ダウンロードし直してください。

BIOSアップデートの方法

  1. BIOSファイルが入ったUSBメモリをPCに挿す。
  2. PCを起動する。(すでに起動していたら再起動させる)
  3. 「Please press DEL or F2 to enter UEFI BIOS setting」と表示されたら、DeleteキーかF2キーを押す。
  4. UEFI BIOS Utility画面が表示される。
  5. F5キーを押して、デフォルト設定にする。(=BIOS更新前に設定をリセットする …結構大事なことらしい)
  6. F7キーを押すか、または画面右下のAdvanced Modeを選択して、EZ ModeからAdvanced Modeに切り替える。

    EZ ModeからAdvanced Modeに切り替える

  7. 画面上部のメニューにある「Tool」を選択。
  8. ASUS EZ Flahs 3 Utility

    Tool > ASUS EZ Flash 3 Utility

  9. Storage Devices(s)経由 →次へ

    UEFI BIOSの更新方法を選択

  10. USBメモリに入っている.CAPファイルを選択→OK

アップデート作業が終わるまで自動的に1~2回再起動します。その間はUSBメモリを抜かないでください。

うまくいかず、またBIOS更新画面が表示されることもありましたが、もう一度同じ作業(BIOSファイル選択をしてOK)をしたら成功しました。

その後、"Please press DEL or F2 to enter UEFI BIOS setting"と表示されたら、DeleteキーかF2キーを押します。
Press F1 to Run SETUPと表示された場合は、F1キーを押します。

UEFI BIOS Utility画面が表示されたら、今度は設定をカスタマイズしていきます。

UEFI BIOS Utilityで設定変更

基本的にAdvanced Mode画面で設定します。ブートデバイスの優先順位のみEZ Modeで設定しました。

以下、項目名はVersion 0803の場合で説明します。(バージョンによっては項目名が違うことがあります)

[追記]
↓ 新しいBIOSバージョンについての記事はこちら。(Ver.1206~2003まで変更なし)
Version 1206の基本項目
Version 1206での設定例

基本的な項目の設定変更

  • Main

    System Language: English→日本語

  • Advanced > オンボードデバイス設定構成

    Azalia HDオーディオコントローラー/フロントパネルタイプ: HD Audio
    (フロントパネルのヘッドフォン・マイク端子がAC97ならAC97に変更)

    Model Name LED Lighting → 無効

    SupremeFX LED Lighting → 無効

    ※ (下の2つはマザーボード上の電飾ランプ。透明PCケース使用で、光るのを楽しみたい場合は点灯・点滅方法を選択)

  • 起動

    POSTまでの待機時間: 3秒位 (適当に。長すぎれば、その分起動が遅れます)

ブートデバイスの優先順位を変更する。

EZ Mode画面の右の「Boot Priority」で設定します。

Boot Priority

ドラッグ&ドロップで順位を変更。上から順に優先されます。
普段はOSが入ったディスクを最優先でいいと思いますが、それ以外のデバイスからブートしたい場合はそちらを一番上に持っていきます。

RaidやM.2接続SSDなど、ディスクの構成と設定を変更する場合は、それらの変更後にブート優先順位を変更します。

★ これより下は、必要な場合のみ設定します。(Advanced Mode画面にて)

なお、全ての設定が終わったら、F10キー、またはExit→Save Changes & Resetで変更を適用すること。

Save Changes & Reset

Exitの各項目の説明

  • Load Optimized Defaults = 初期設定に戻す
  • Save Changes & Reset = 変更を適用して再起動する
  • Discard Changes and Exit = 変更を適用せずにUEFI BIOS Utilityを終了する
  • Launch EFI Shell From USB drives = (通常使わない)

M.2接続SSDにOSを入れて起動したい場合

  • Advanced > PCH Storage Configuration

    SATA Controller(s): 有効

    SATA Mode Selection: AHCI→RAID

  • 起動 > CSM

    CSMの起動: 自動→有効

    起動デバイス制御: UEFI/レガシーOPROM

    ストレージデバイスからの起動: UEFIドライバーのみ

このように設定することで、ブート可能なディスクとして認識してもらえるようになります。
後で、ブートデバイスの優先順位を変更し、M.2 SSDを最優先にします。

Intel Raidを使う場合

  • Advanced > PCH Storage Configuration

    SATA Controller(s): 有効

    SATA Mode Selection: AHCI→RAID

  • Advanced > Intel(R) Rapid Storage Technology

    Create RAID Volume: これからRaidを構成するならここを選択して、Raidを組む予定のディスク(複数台)を選ぶ。

後で、ブートデバイスの優先順位を見直します。

グラボからCPU内蔵グラフィックに切り替えたい場合

Advanced > SystemAgent (SA) Configuration > Graphics Configuration

Primary Display: Auto→CPU Graphics

CPU内蔵グラフィック (Intel HD Graphics 530)をテストした時や、Intelグラフィックドライバのインストール/アップデート時にこのように設定しました。
モニターのケーブルはバックパネルにあるコネクタにつなぎます。

Autoの場合、グラボを搭載してあればグラボの方が優先されます。グラボがなければ、CPU内蔵グラフィックが使われます。

オンボードグラフィック⇔グラフィックカードの切り替えをしたら、モニターのケーブルがどこにつながっているか確認しましょう。

使用していない方にモニターのケーブルをつなぐと、モニターは真っ暗のまま、NO SIGNALと表示されてしまいます。

つなぎ直した場合は、PCを起動し直さないと認識しないことがあります。

CPUのクロック数が大きく上下するのを止めたい。

Advanced > CPU Configuration > CPUの電源管理

Intel(R) SpeedStep(tm): Enabled→Disabled

CPUの省電力機能なのですが、これを有効にしているとクロック数が絶えず揺れ動きます。

BIOSアップデート後にこれを無効にするのを忘れていたら、オンラインゲーム中にゲーム画面が止まって操作できなくなり、数秒後に動くようになりました。
CPU-Zで見てみたら、800~3300位の間を激しく上下していました。(Intel Core i5-6500 3.2-3.6GHz)
Intel(R) SpeedStepを無効にしたら直りました。

無効にすると、CPUの基本のクロック数にだいたい固定されます。(ターボブースト時は例外)

[追記]
プチフリ防止、おすすめ設定に、より詳しく書きました。SpeedStepを無効にせずに、クロック数の揺れを防ぐ設定もあります。

Haswellに対応していない電源ユニットを使っている場合

Advanced > CPU Configuration > CPUの電源管理

CPU C states: Auto→Enabled
CPU C6レポート: Enabled→Disabled
CPU C7レポート: Enabled→Disabled

または、CPU C states: Auto→Disabled

スリープ時のCPUの省電力機能。Haswell非対応電源ユニットでC6・C7ステートを有効にしていると、スリープやアイドル時に電源が落ちてしまうそうです。

現在のBIOS設定を簡単に復元できるようにする方法

CMOSクリアして初期設定に戻った時や設定をいじって元に戻せなくなった時のために、現状を保存しておきます。

Advanced Mode → ツール > ASUS O.C. Profile

プロファイル名: 好きな名前を入力
プロファイルに保存: 1~8の数字を一つ入力

保存するかと訊かれたらOKします。最高8コまで保存できます。

※ オーバークロックプロファイルとありますが、オーバークロックしてなくても使える機能です。

保存済みの設定から復元したい場合は、
プロファイルからロード: 保存済みのプロファイルの数字を一つ入力 →OK

プロファイルをUSBメモリに保存したり、USBメモリに保存したプロファイルから復元したい場合は、「プロファイルの保存/読み込み」から行います。あらかじめPCにUSBメモリを挿しておく必要があります。

関連記事