ドライバインストールが進まない。実は途中でループしていた。
新しいドライバのインストールが始まらない。
先月、Windows10 PCにRealtekサウンドドライバをインストールしようとしたら、現在のドライバのアンインストールを繰り返すばかりでした。
(現在のドライバを)アンインストールしています。→PC再起動→アンインストールしています。→PC再起動……(あれ、何回目?)
PC環境とドライババージョン
- OS: Windows 10 1703 Home 64bit
- マザーボード: ASUS Z170 Pro Gaming
- サウンドカード: オンボードサウンド
- サウンドドライバ: Realtek HD Audio Driver R2.81 (Realtek公式HPからダウンロード)
アンインストールしたドライバが何度でも蘇る。
旧サウンドドライバは、Windows Update経由でインストールされたRealtekドライバです。そこに、Realtek公式HPから入手したドライバをインストールしようとしています。
- Realtekサウンドドライバのセットアップを開始。
- 旧サウンドドライバをアンインストールしてから、PC再起動。
- PC起動直後、旧サウンドドライバがWindows Updateで自動インストールされる。
- 自動的にRealtekサウンドドライバセットアップ画面が起動する。
以下、2~4の繰り返し。
隣のPCで作業をしながら、PC再起動のボタンが表示される度にクリック。何度目かの再起動後、ようやくおかしいことに気付いて、セットアップをキャンセルしました。
下のSSがWindows Updateの更新履歴。「Realtek Semiconductor Corp.」とあるのは、汎用ドライバです。再インストール6回。もっと早く気づけ……。
原因は自動アップデート
この問題の原因は、Realtekセットアッププログラムの仕様とWindows Updateのデフォルト設定の組み合わせによるものでした。
-
Realtekセットアッププログラムの仕様
現在適用されているドライバをアンインストール、PC再起動。再起動後、セットアッププログラムが自動的に起動、新しいドライバをインストールする。
-
Windows 10 Windows Updateのデフォルト設定
- PC起動直後にWindows Updateサービス実行。未適用の更新があれば自動ダウンロード・インストールする。
- Windows Updateにデバイスドライバのアップデートも含まれる。
普段、ベンダー純正ドライバをインストールする時は、ドライバの自動アップデートを無効にしていますが、今回はうっかり忘れて。
【解決方法】Windows Updateを一時的に無効に。
汎用ドライバがインストールされないように、Windows Updateを一時無効にしました。念のため、デバイス用Updateも無効に。それでようやく、インストールが完了しました。
※ 以下の画像はWindows10 1703 (Creators Update)のものです。
Windows Updateの無効化
- サービス(Services.msc)を起動
- Windows Update(サービス)のスタートアップの種類を、手動(または自動)から無効に変更
- OK
デバイス用 Windows Updateの無効化
- SystemPropertiesHardware.exeを起動
(システムのプロパティのデバイスタブが開く) - デバイスのインストール設定
- (デバイスに利用可能な製造元のアプリとカスタムアイコンを自動的にダウンロードしますか?)
「はい」から→「いいえ」に変更 -
(上で「いいえ、実行方法を選択します」となっているWindows バージョンの場合のみ)
「Windows Updateからドライバーソフトウェアをインストールしない」を選択。「デバイスの製造元によって提供されるデバイスアプリケーションと情報を自動的に取得します」のチェックを外す。
- 変更の保存
インストールが済んだ後は、それぞれ「手動」「はい」に戻しました。
- 関連記事