Firefox 36 一部の画像が黒く表示される。

最終更新日

Firefox 36で画像が正常に表示されないことがある。

たまに、閲覧中のページの画像がおかしくなります。全部の画像ではなく、一部の画像が。

下のように画像の全体が真っ黒だったり、上部だけが少し表示されるけれど他の部分が黒かったり。

画像が真っ黒 画像の一部だけ表示

画像を右クリック→「画像の情報を表示」で見ても、やはり黒くなっています。ページの再読み込みをしても直りません。

画像を右クリック→「画像だけを表示」にすれば、画像は正常に表示されます。

同じページを見に行っても、画像表示が正常な時もあれば、おかしい時もあります。

この現象は、Firefoxのバージョン36.0、36.01で起きています。

[2015/03/22追記] Firefox 36.04でも発生。

PCのOSはWindows8、クラボはGeForce GTS250 (ドライバのバージョン 341.44)。

ハードウェアアクセラレーション機能を無効にしたら直った。

プロファイルの作り直し、Firefoxの再インストール、クッキーとキャッシュの削除、Flash Playerのキャッシュの削除、アドオン無効、キャッシュサイズの変更等は効果がありませんでした。

オプション→詳細→一般→「ハードウェアアクセラレーション機能を使用する(可能な場合)」 のチェックを外し、Firefoxを再起動したら直りました。

[2015/03/17追記] ハードウェアアクセラレーション機能を無効にしてから12日経過。黒塗り画像は再発してません。

オプション画面からハードウェアアクセラレーション機能を無効に

※ この設定変更によってCPUに負荷がかかりすぎるときは、ハードウェアアクセラレーション機能を有効に戻しましょう。(チェックを入れる)

このトラブルが起きる条件に、グラフィックドライバ(のバージョン)があるのか否かについては未検証です。

おまけ about:config画面からの無効化・有効化

ハードウェアアクセラレーション機能の有効・無効の切り替えは、about:config画面からでも可能です。

次の2項目を変更します。無効にするときはtrueに、有効にするときはfalseに。

  • gfx.direct2d.disabled
  • layers.acceleration.disabled

about:configからハードウェアアクセラレーション機能を無効にした状態

about:config ハードウェアアクセラレーション機能 無効

オプション画面からチェックを入れたり外したりすると、2項目同時に変更されます。

trueにすると、無効

ハードウェアアクセラレーション機能が無効の場合

falseにすると、有効

ハードウェアアクセラレーション機能が有効の場合

では、片方をtureもう片方をfalseにしたら、オプション画面ではどうなるのか。気になったので試してみました。

  • gfx.direct2d.disabled … true
    layers.acceleration.disabled … false

    →「ハードウェアアクセラレーション機能を使用する」のチェックが入る

    gfx.direct2d.disabled true、layers.acceleration.disabled false

  • gfx.direct2d.disabled … false
    layers.acceleration.disabled … true

    →「ハードウェアアクセラレーション機能を使用する」のチェックが外れる

    gfx.direct2d.disabled false、layers.acceleration.disabled true

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